少し前の仕事になりますが紹介したいお思います。
雪でやられた現場・通用の間伐・細いけど全部倒した現場を載せたいと思います。危険だったことも有ったりしましたが、無事に今もすごしています。つたない私の仕事ですがお付き合いください。写真はガラケー携帯の物で画質が悪いのはご勘弁ください。
ブログ初心者の私 多少は投稿にも慣れてきましたが、まだまだです。
雪害
雪害で杉の木が しなったり・倒れた現場です。相当広範囲にわたってこのような状況でした。
重機を入れることなく人力での整備となりました。
折り重なって倒れてたり、シナッテいたり相当ひどくやられていました。不思議なのはきちんと立っているところもあり、風の通り方なのか疎らに被害が有るという所でもありました。
チェンソーをはじめ色々な道具・装備を持って この足場の悪い現場作業です。しかも緑の雇用の研修中の者に割り当てられました。ホント大丈夫かこんな現場を と思いました。しかも私がリーダーを仰せつかりました。
道具の扱いにもまだ慣れない初心者、通常の山でも作業足場が悪いのに この有様です。作業だって折り重なっている木を切らなければなりません。力がかかってしなっり曲がった杉も相当あります。切り捨てでその場に放置でいいのですが それにしても~でした。途中で裂けて立っている木は倒さなければなりません。
危さ故 休憩もいつもより頻繁にしました。甘いものなどほしくなり食べ物も持って行った覚えが有ります。確かな記憶ではありませんが5町歩を4人で10日以上かかったように思います。
事故なく整備しました。もっとキレイにしたかったのですが、勘弁願いました。あのまま放って置くわけにはいきません。新たな災害のもとになることも有ります。この作業で緑の者もまた一歩成長した現場となりました。とにかく事故なく終えたことを今でも時々思い出します。あれからどうなったか行ってはみていませんが気にはなっています。
通常間伐
杉は水平間隔で2メートルに1本植栽するのが通常です。吉野杉はもっと密にに植えるそうですが、普通はそうです。なので成長の度合いで間引き 間伐作業をして日当たりをよくして成長を促さなければなりません。60年で全伐するとして その間何度か間伐をします。
成長の悪い木・幹が痛んでいる木等選んで 2~3割倒します。現場によって色々で樵のセンスが問われる作業でもあります。場合によっては悪い木でもでも残したりもします。木が密な時は掛かり木になりやすいです。細い木うちはフェリングバーなどで何とかなります。30年生くらいの太い木になってくると掛けた場合一仕事になります。そこもやはりピンポイントで倒す伐倒技術が必要になます。ベテランでも100%掛かり木にしないのは至難の業です。枝張りの具合など様々な事が影響するのです。
この写真は、間伐後枝打ちをした杉林です。
大分日当たりもよくなりました。また数年後に間伐です。それまで元気に育ってもらいたいものです。
山は手入れをしないといい木は育ちません。近年放置された山が目立ちます。山に興味が無い後継者が増えたのも有りますが、整備にお金がかかる事情も解ります。山を整備する人間も少なくなってきています。担い手不足です。良い木を育てるのには手間と時間がかかります。孫のために木を植える習慣も減ってきています。高く売れないせいもあるでしょう。
お金の事だけではなく【自然を大事】にの考えがもっと必要な気がします。
全伐
まだ年数の行かない細い木でしたが用途が有るのか全伐でした。
奇麗に倒した方だと思います。
この後集材をしてどこかの工場へ行くでしょう。細い木の全伐は私にとって珍しい作業でした。
細いからと言って侮れない作業です。他の作業者との距離を何時もより注意をしました。かかり木の心配は少なかったです。見渡しがよくなりスッキリした気分です。気持ちのいいものです。
近年は全伐した後に植林される方も減っています。考え方で人工林より自然林が生え元のその土地に合った木や植物が生えてきて良いのかもわからないと最近思うようになってきました。戦後の木が高い時期 誰でも彼でも植林したと聞きます。自然の事を考えれば今のようになって来たのは良い事かもです。南部アカマツの伐採現場で数本倒さず親木を残して自然に松が生えるように意図した現場が有ります。私はそこの伐採には携わりませんでしたが現場は見たことが有ります。このような試みも良いように思います。数十年後に良い松が育っていることを願います。その頃私はこの世にいないでしょう。
この様に山の整備は遠大な先を見通さなければならない仕事です!
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